衆議院選挙が終わって
8月30日に衆議院選挙があり、私も1票を投じてきました。
今回の選挙はすでに様々な意見がマスコミでも論じられていますが、
なんといっても1党の独占政府による弊害を国民が我慢できなくなった。
そう思うのです。
自民党の派閥と省庁と癒着する族議員。
省庁と馴れ合いの政府運営。
こんなことをしていると国は滅ぶ。
学校教育の退廃により学力レベルが下がり続けている。
そういう教育を受けたものが社会に出て国際競争を勝てるのか?
それが国力の低下に繋がっていくと思われる。
また経済面で言えば、
昨年はガソリン税の暫定税率の延長手続いが遅れて4月が無税になった。
そのときに当時の福田首相は世間は混乱していないし、するわけがないとマスコミで言っていたが、大混乱だった。
アメリカのサブプライムローンの問題で世界が大恐慌になるといっているときに
麻生首相は日本は影響が少ないから問題無いと言った。
アメリカと日本の経済は連動しているし、サブプライムローンは日本の金融機関も投資している。
日本の国家産業である自動車はアメリカが大きな販売先である。
日本はドルをたくさん保有しているのでドルが下がると資産価値が大幅に下がる。
そんなことは少し経済がわかるものなら専門家でなくても簡単に理解できる。
それを国家の代表である総理大臣がまったく無知である。
それで景気対策が出来るわけないだろうと思ったのである。
苦労知らずのぼんぼん育ち、親の金でぬくぬく生きていれば、
経済オンチになってもしかたがない。
こんな人物が日本の首相になっているのは日本の恥である。
だから外相が外国の重要な会議で恥をさらした。
恥というのは日本の文化である。
武士は戦に破れると生き恥より死を選んだ。
女は辱めを受けるよりも死を選んだ。
だから死んだらいいとは言っていない。
恥を知れと言いたい。
日本の自殺者は8年連続で3万人を超えている。
毎日100人が自殺している計算になる。
その内3割が仕事の問題なのである。
40代、50代、60代が6割を占める。
若い頃からがんばって仕事してきて
ここにきて力尽き、そして希望をなくして死んでいく。
その数は自由経済の国家では突出している。
人口の割合でいうとアメリカの2倍である。
これは個人の問題だけではないのである。
国家の問題だと思う。
こんな状態が続いていけば
良い人材は希望をなくして海外へ流出していくだろう。
そして益々国家が疲弊していくのである。
それだけに次の政権を担う民主党に期待する。
半年や1年で結果が目に見えなくても結構だ。
人気満了の4年後にはきちんと成果をあげたという状態にしてほしい。