テレビとボランティア
テレビでボランティア活動まがいのものを取り扱うことに懸念する。
一番有名なものは24時間テレビ愛は地球を救う。
これは感動の商業化であることに間違いは無い。
こんなイベントで募金活動するよりも、
この番組にかかる費用をすべて寄付したほうが良いのである。
テレビ番組にかかる費用は莫大なものがある。
全国中継、会場のレンタル、社員以外の人件費、食費、飲み物、
タレントの出演料など合計すると、とんでもない金額になる。
感動させるための演出も無理がある。
それで、こんな番組の活動がボランティアと勘違いすると迷惑な話。
ボランティアとは見返りの無い奉仕である。
テレビ報道も無い、スポットライトも無い、注目も浴びない、
地道に続く清らかな心を持った人の行動である。
イベントがボランティアではないのです。
同じ局で、島田伸介司会の行列の出来る法律相談所で行ったカンボジアイベント。
学校を建てるという名目で、タレントに絵を描かせてオークションで売る。
感動テレビ番組としては大成功したでしょう。
しかし、出演料をもらっているタレントが絵を描いて
それのどこがボランティアなのでしょうか?
大騒ぎして、立てた学校が1校ある。
これくらいの学校は、お金の問題なら、
タレントが、自分の趣味や遊びの金を1ヶ月分募金すれば、
いったい何校建設できるだろうか?
絵を描いたタレントは協力してくれたと褒められているが、
まったくいい人の宣伝に使っている売名行為と思われてもしかたがない。
欧米人の寄付は匿名で行っている。
俳優、スポーツ選手など高額所得者で寄付をしている人は大勢いるのです。
なぜ日本人のお金持ちの人間性は低いのか不思議である。
ここでカンボジアに学校を100校建設している日本のNPO法人を紹介します。
スクール・エイド・ジャパン
2001年に設立されて、カンボジア、ネパールで教育を受けられない子供たち
のために学校を建設して、そして教育環境を整備する活動をしているのです。
あんな商業目的のテレビ番組とは比較しようもない。
本当のボランティアなのです。
テレビでも学校を作る活動をしたことに批判するつもりはない。
テレビがボランティア活動をネタにして番組の視聴率を上げる考えが
危ないと思うのである。
このテレビ局はニュース報道でも間違いを起こしている。
会社の理念が間違っているのであろう。