戦争が終わって64年
今年で戦後64年になる。戦争の実体験者が全人口の半分以下になり、また平和な時代が長く続いたこともあり、悲惨な戦争の傷が薄れているような気がする。
世の中の話題は、ショッピングや旅行などのレジャーとゲームやマイブームといった自己享楽的なことに集中している。現在は自国内だけのことを考えて成り立つ時代ではなくなっている。食料の大半を外国からの輸入に頼っている。石油は99パーセント輸入であり、国家産業の燃料であるにもかかわらず備蓄量は3ヶ月分しかないらしい。電力も石油に依存していることが多い。
その石油はイラク、アフガニスタンの内戦で供給が安定していないし、イランの内政も微妙になっているのである。食料供給を多く依存している中国にしても、経済成長をこのまま続けていくと、物価が上昇していき、日本に対しての輸出金額の値上がりは予想できる。
他の国を無視しての平和は考えるほうが普通ではない。世界ではいまだに多くの国や地域で戦争が続いているのである。それに目をつぶっていては、おおきなしっぺ返しを受けることになるだろう。
もう一度悲惨な戦争を意識するためにも太平洋戦争のDVDを観て記憶に植えつけるべきである。