佳書と出会う
なぜ読書は大事であるのか?
それは安岡正篤先生の言葉を引用させていただきます。
佳書とは、それを読むことによって、我々の呼吸・血液・体液を清くし、
精神の鼓動を昂(たか)めたり、沈着(おちつ)かせたり、
霊魂を神仏に近づけたりする書のことであります。
佳い食物もよろしい。佳い酒もよろしい。
佳いものは何でも佳いが、
結局佳い人と佳い書と佳い山水の三つであります。
然し佳い人には案外会えません。
佳い山水にもなかなか会えません。
ただ佳い書物だけは、いつでも手に執れます。
最近はメンターをもつことが良いとされていますが、
それはなかなか難しいようです。
それよりも、佳書と出会うことのほうがやさしいのです。
それでは、どのような書物が佳書なのか?
安岡正篤先生は、雑学はいけません。と教えています。
物知りだけでは人物となることができないのです。
自分の人生を作る、佳書を探しましょう。